ソフトバンク孫氏が超知能「ASI」にご執心な理由 癌や事故をなくして人類をより進化させる

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孫氏が経営指標として重視する「株主価値(NAV)」。Armの上場により大きく上振れしていることがわかる(提供:ソフトバンク)

プレゼンテーションでは、現状の課題への言及は少なく、孫氏はむしろ、こうした投資家の関心を相対化するような発言が目立った。

「壮大な使命と壮大な夢、強い思いに比べたら、1日今日株価が上がったの下がったとか、自己株買いするのかとか、配当どうとか、小さいじゃないですか。今日株式総会で聞きたいですか」(孫氏)

問われる今後の「アウトプット」

ASIに向けてどのような企業戦略を取るのか。その具体的な道筋も不透明だ。孫氏は「莫大なお金もかかりますからパートナーと資金を出し合ってやりますし、また技術においてもパートナーと提携しながらやっていく」と述べるにとどめた。

ASIについて、孫氏の右脳がフル回転して生み出したという解法が、どのような形で具体化されていくのか。今後のアウトプットこそが、ソフトバンクグループの真価を問うものとなるだろう。

石井 徹 モバイル・ITライター

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いしい とおる / Toru Ishii

1990年生まれ。神奈川県出身。専修大学法学部卒業。携帯電話専門媒体で記者としてのキャリアをスタート。フリーランス転身後、スマートフォン、AI、自動運転など最新テクノロジーの動向を幅広く取材している。Xアカウント:@ishiit_aroka

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