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沖縄の異端児がロボティクス革命に挑む 搭乗型可変ロボットスーツで世界を変える!

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大学時代も学業を続けながら開発資金を稼ぐために奮闘した

白久と阿嘉は互いに学業を続けながらも、開発資金を稼ぐために声をかけられれば初号機を担いでイベントに出演し、空いた時間を縫って2号機を製作。2013年夏、新型を完成させると、さらに夏休み中に沖縄に帰郷し、沖縄高専の工場を借りて、3号機も作った。

経産省管轄の未踏IT人材発掘・育成事業に認定

上半身の構造を見直し、装着時間の短縮に成功した2号機(写真提供:スケルトニクス)

ちょうどこの時期に、起業を決める。

「学生時代のうちにスケルトニクスの事業でおカネを集めて、エグゾネクスを作って売買したかったんですけど、おカネもないし、エグゾネクスを作り出せてもいないまま卒業も近づいていたので、こうなったら会社を作って収益を出して、エグゾネクス作ろうと思いました。この年の4、5月あたりから、スケルトニクスを売って欲しいという声もちょくちょくあって、事業化できるかもしれないという手応えもありましたね」

東大の大学院在学中に、勉学とは関係のない事業で起業する学生は珍しい。特に、白久が所属していた海洋技術環境学の研究室は、研究者を目指す人がほとんどだから、完全に異端児だった。しかし、白久がスケルトニクスを作って事業化しようとしていることは周知の事実だったため、教授も研究室の仲間も白久の挑戦を応援したそうだ。9月には、白久らの取り組みが経産省が管轄する情報処理推進機構の未踏IT人材発掘・育成事業に認定され、その追い風を受けて、10月、阿嘉とふたりでスケルトニクス株式会社を設立した。

撮影:風間仁一郎

後編は7月16日に公開します。

 

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