アスベスト 広がる被害 大島秀利著

印刷
A
A
アスベスト 広がる被害 大島秀利著

6年ほど前、兵庫県尼崎の旧水道管工場周辺で200人以上の中皮腫での死亡が発覚、あらためて震撼させたアスベスト公害。事件自体は終息したかにも見えるが、報道を手掛けた新聞記者である著者は、その根深さを告発する。

難燃性などから「奇跡の鉱物」と呼ばれたアスベストは、粉じんを吸った数十年後、罹患する人が多出する。東日本大震災での粉じん飛散が懸念されるうえ、2020年前後に全国で老朽建物の解体工事が集中し、アスベスト建材の粉じんが飛び散る「第2波問題」が起こりうるという。現在でも規制は甘く、飛散防止措置を怠った解体工事が横行。力尽き他界した被害者はこう言い残す。「被害は現在進行形で進んでいます」と。

岩波新書 798円

  

関連記事
トピックボードAD
ライフの人気記事
トレンドライブラリーAD
連載一覧
連載一覧はこちら
人気の動画
ディズニー大転換「入園者数引き下げ」戦略の背景
ディズニー大転換「入園者数引き下げ」戦略の背景
トヨタ初のEV、サブスクで多難な船出
トヨタ初のEV、サブスクで多難な船出
そごう・西武、後釜に「ヨドバシ」が突如登場の衝撃
そごう・西武、後釜に「ヨドバシ」が突如登場の衝撃
ANAとJAL、燃油サーチャージ「空前の高値」の苦悩
ANAとJAL、燃油サーチャージ「空前の高値」の苦悩
アクセスランキング
  • 1時間
  • 24時間
  • 週間
  • 月間
  • シェア
会員記事アクセスランキング
  • 1時間
  • 24時間
  • 週間
  • 月間
トレンドウォッチAD
  • 新刊
  • ランキング
東洋経済education×ICT