プロが判定!「ガッカリ弁護士ドラマ」ランキング 現役弁護士が判定『虎に翼』『アンチヒーロー』評価は

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『SUITS』で共演を果たす織田裕二と鈴木保奈美(写真:週刊女性PRIME編集部)

『SUITS』は試み自体が無謀だった!?

一方、『SUITS』はオリジナルの海外ドラマ版とのクオリティーの差がこの結果に。「作品自体は面白かったのですが、アメリカ版のファンであるため期待値が高すぎ、がっかりする部分も……。ただ、鈴木保奈美さんは実際の大手事務所の女性パートナーの雰囲気とよく似ており、作り込まれた作品だなと感じました」(『法律事務所Z』今井陽祐さん)

これら専門家の意見に対し、ドラマウォッチャーの漫画家・カトリーヌあやこさんは、「ここでもやっぱり月9が入っちゃうんですね」とここ数年、あらゆるジャンルのがっかりランキングで上位を占める月9作品に苦笑い。

「たしかに『元彼の遺言状』はタイトルのエピソードがアガサ・クリスティの館モノっぽい感じだったし、まったく弁護士モノには思えなかった。『SUITS』は試み自体が無謀で、海外のリーガルドラマのカッコよさを日本で表現しようとしても無理ですよね。本家を意識したオーバーな芝居は見ているこっちが恥ずかしくなりました」(カトリーヌさん)

ほかには『うちの弁護士は手がかかる』(2023年 フジテレビ系)、『リーガル・ハート~いのちの再建弁護士~』(2019年 テレビ東京系)、『リーガルV~元弁護士・小鳥遊翔子~』(2018年 テレビ朝日系)という作品が挙がった。

ムロとの初共演となった『うちの弁護士は手がかかる』のホームページ(写真:週刊女性PRIME編集部)

「『うちの弁護士〜』の平手友梨奈さんは、いくら天才でも仕事中にあの感じは弁護士としてどうなのかなと。パラリーガルさんは大事な相棒なので、みんなもっと大切にしていると思います」(『弁護士法人ユア・エース』武田礼子さん)、「『リーガルV』は個性的なキャラクターばかりでエンタメとしては面白かった。ただ、設定が現実味に欠け、没入しきれない部分はあった」(『法律事務所Z』小野寺俊平さん)

『リーガルV』は現役ホストに元横領犯やストーカーのパラリーガルなど、こんな事務所があったら怖いっていう(笑)。本職の方にしたらありえない設定だと冷めてしまうのはわかります。私もドラマに出てくる漫画家の机にデッサン人形が置かれているのを見るたび、そんな漫画家いないからとツッコみますから。

『リーガルV』は設定が現実味に欠けるとの声が(写真:週刊女性PRIME編集部)
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