プロが判定!「ガッカリ弁護士ドラマ」ランキング 現役弁護士が判定『虎に翼』『アンチヒーロー』評価は

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そして、『離婚弁護士』(2004年ほか フジテレビ系)、『弁護士のくず』(2006年 TBS系)、『石子と羽男―そんなコトで訴えます?―』(2022年 TBS系)も票を得た。

天海祐希の演技も光った『離婚弁護士』(写真:週刊女性PRIME編集部)

「『離婚弁護士』は当時高校生で、離婚がこんなに複雑な問題だと知らなかったので勉強になった。今になって思い返すと特別代理人制度など結構深いところまで掘り下げていたドラマだと思う」(前出・古藤さん)、

「いわゆるマチベンをテーマにした『弁護士のくず』。軽薄な弁護士として振る舞いながらも、案件や依頼者に向き合う姿は弁護士として参考にすべき点がある」(前出・今井さん)、

「『石子と羽男』で描かれる案件は、日常の中で起こりうることばかりなので、自分も無意識のうちにやってしまっているのではないかと思わせる。もし訴えられた場合の対抗手段として、弁護士というのは実は遠い存在ではないと感じさせてくれます」(前出・高村さん)

あのお騒がせ女優の作品にがっかりの声が

では、一般女性のランキングはというと、がっかり部門の1位になったのは、『ハイエナ』(2023年 テレビ東京系)。篠原涼子がアウトロー弁護士を、山崎育三郎がエリート弁護士を演じた人気韓国ドラマのリメイク作品だ。

ともにテレ東初主演となる篠原涼子と山崎育三郎。“型破り”と“エリート”の正反対な弁護士を演じた(公式Xより)(写真:週刊女性PRIME編集部)

「韓ドラのほうを先に見ていたため、こんなにもつまらなくなってしまうのかと絶句した」(神奈川県・47歳)と、やはりリメイクの難しさが出たようだ。

「韓国ドラマをリメイクする場合、どうしてもドロドロ感不足で韓国の俳優に比べると熱気が物足りなく感じてしまう。キムチとぬか漬けの違いというか、日本人俳優はよくも悪くも薄味な芝居をするので」(カトリーヌさん)

2位の『SUITS』、3位の『元彼の遺言状』は弁護士さんとほぼ同じ理由だが、5位の『マチベン』(2006年 NHK総合)に関しては、「江角マキコさんが完全にミスキャスト」(東京都・43歳)。「渡哲也さんの『新マチベン』のほうがよかったから」と手厳しい。

「続編がよかったからがっかりって新しいパターンですよね(笑)。国民年金問題で休んでいた江角さんの復帰作で、世間の目もまだ厳しかったから、市民のために奮闘する弁護士役には違和感があったんでしょうね。

その後も世間を騒がせての引退ですから、ある意味正しい評価だったのかも。さすがに渡さんとは信頼感が違います」(カトリーヌさん)

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