博多の街角に出現!「5分英語」の狙いとは? 英語コミュニケーションで友達づくり

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では、大人になって「英語を話せるようになりたい」場合はどうしたらいいのだろうか。

ヒントは「友達を作る」という、この活動の目的にあった。

「楽しむのが一番です。日本人は文法やボキャブラリーに苦手意識があって、英語を読むことはできるのに話せないという人が多い。間違ってはいけないというプレッシャーはストレスになりますが、楽しいことなら自信を持って話せるようになると思います」

毎週1時間の無料英会話クラスも実施

パターソンさん達は5分間英会話の他、毎週1時間の無料英会話クラスを実施している。その内容は、ネイティブスピーカーと一緒に映画を見たりゲームをして、楽しみながら英会話を身につけようというもの。単なる英会話レッスンではなく、それぞれの国の文化に触れる、身近な国際交流の場でもある。

「外国語を学ぶことの大変さはよく分かります。私自身も子どもの頃、なぜフランス語を勉強しなきゃいけないのかと疑問に思っていましたから。でも、実際に外国に行ってみて、いかに言葉が重要かということを実感しました。2020年の東京オリンピック開催も決まり、日本でも英語学習への注目度が上がっていますね。今の日本では日本語だけでも生活できますが、国として成長し続けるためには世界とのビジネスが不可欠です。英語はビジネス言語として、今や190カ国で使用されています。オーストラリアの銀行や携帯電話会社などに電話をかけると、大半がインドやフィリピンのコールセンターにつながるんですよ」

多くの企業が英語の社内公用語化を表明する昨今、英語が話せないと肩身の狭い思いをするのではないか、と不安に思うビジネスマンも多いのでは? 英文法や単語を一からやり直すとなるとハードルが高いが、仕事帰りに外国人が集まるバーで一杯飲みながら「Hi!」と話しかけてみる、そんなカジュアルなコミュニケーションが効果的といえそうだ。

これは福岡に限った話ではない。観光都市であれば、どこでも「気軽な挨拶」を実践してみてはどうだろうか。

田中 純子 ライター

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たなかじゅんこ / Junko Tanaka

福岡在住のライター。旅行業界、インテリア業界を経験後、情報誌のディレクターとして九州各地を担当。その後、医療機関の広報誌編集を経てフリーランスに。現在、「いつまでも輝き続ける生き方」をテーマに、学び・仕事・ライフスタイルを中心とした「心のアンチエイジング」を研究中。また、地方の伝統文化について海外に情報発信することを目標に、英語の再学習にも取り組んでいる。

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