相手の人柄を知って好きになり、そこから付き合うようになるのが、生活圏内で出会った自然恋愛。ところが、婚活の出会いはそれまでまったく違う環境で生活していた2人がお見合いを通じて出会い、お互いのことを知らないままに仮交際に入る。人柄を知る時間が必要なのだ。
デートを重ね、“この人となら結婚に進める”と思ったら、真剣交際に入る。このときに複数と仮交際していた場合、ほかの人たちには “交際終了”を出し、そこからは1人と向き合う。
そうたは、「僕はこれまで女性にモテた経験もないし、恋愛に不慣れだから、複数の女性と同時進行で付き合えるほど器用じゃない。1人と仮交際に入ったら、その人とのお付き合いを大切にしたいと思っています」と言っていた。
それだけに、1人と仮交際に入ると、複数とは付き合わず、ていねいに1人と向き合っていた。
順調な婚活をはばむ「3回の壁」
活動を始めて、最初にお見合いから仮交際に入ったのは、みさき(33歳、仮名)だった。
ところが、仮交際に入り2度デートをしたところで、みさきから“交際終了”がきた。理由は「話をしていても波長が合わず、将来的な結婚を考えることができなかった」だった。
次に仮交際に入ったよしえ(34歳、仮名)は、1度デートをしたところで、お断りがきた。
婚活者から、「お見合いから仮交際に入っても、1度か2度会うとお断りがくることが多い」という声を聞くことがある。
仮交際に入った相手とうまくいくかどうか、そこを見極めるには、“3回の壁”がある。お見合いを1回目とカウントして、初デート、次のデートと計3回をスムーズに進み、4回目のデートができると、その交際はうまくいく可能性が高くなる。
それは、なぜか。人間の心理を考えるとわかる。
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