好条件でまじめな30代男性に"お断り連発"のなぜ 「ていねいなお付き合い」が招く思わぬ弊害とは

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まず、お見合いをして、可もなく不可もなしだった場合。

「お見合いだけでは判断できないから、もう1回は会ってみよう」となり、“交際希望”を出す。そして最初のデートに進むのだが、そこでも可もなく不可もなしなら、「もう1回会うか」と2回目のデートに進む。

しかし、3回会って可もなく不可もなしだった場合、また次に会おうという気持ちにはなりにくい。

そういうわけで、お見合いを終えて1~2度食事をしたあとに、交際終了になることがとても多いのだ。これが、婚活における“3回の壁”だ。

見逃していた“交際後ろ向き”サイン

そうたは、最初のうち、なかなかこの3回の壁を突破することができずにいた。

ところが、次に仮交際に入っためぐみ(33歳、仮名)とは、4回目のデートに進むことができた。仮交際に入ってからというもの、頻繁にラインで連絡を取り合い、週末はデートをするようにしていたようだ。

生真面目な性格だったので、デートコースは念入りに組み立て、水族館→遊歩道の散歩→夜景のきれいな場所で夕食というように、めぐみを飽きさせない計画を立てていた。そこには、彼のめぐみとの交際に対する真摯な姿勢が表れていた。

4回目のデートを終えたそうたは、「次のデートで真剣交際を申し込もうと思っています」と言っていた。ところが、数日後、彼の思いとはうらはらに、めぐみの相談室から交際終了がきた。

「やっと真剣交際に入る相手にめぐり会えた」と意気込んでいただけに、交際終了がきたことを知らせると、かなりショックのようだった。

だが、婚活に落ち込んでいたり止まっていたりする時間はない。「結婚したいなら行動あるのみ。お見合いをして、交際に入れる相手に出会っていくしかないですよ」と筆者はアドバイスした。

そこからまた申し込みをし、お見合いをして、今度はひとみ(31歳、仮名)と交際に入ることができた。

ひとみとも3回の壁を越えて、4回目、5回目とデートをすることができた。5回目のデートを終えたところで、真剣交際を申し込もうとしたのだが、ひとみからも交際終了がきてしまった。

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