なぜ東大女子は少ない?知られざる卒業生の本音 「高学歴女子への逆風」を乗り越えるヒント
東大卒女性に限らないだろうが、会社勤めをした場合に女性のキャリアがどうなるのか、女性の先々の働き方をもっと知っておくべきだったと後悔する声もあった。
東大卒女性も含めた日本女性全体の課題
「子どもがいると自分の時間を30分取ることすら難しいので、若いときにもっと頑張っておけばよかったなあ、と思う」
「子どもを産み育てるつもりであれば福利厚生がきっちり使える職場のほうがよかった」
「出産までの間にできる限り多くの経験を積む。出張や深夜までの業務も育児前までの方がしやすい」
子どもを持った後の働き方として、それまでのやり方では通用せず、育児との両立に悩んだという声も多く聞かれた。そうした経験をふまえ、早めのキャリア形成、早めのチャレンジをアドバイスしている人も多かった。
「いくつになっても学びなおしやキャリアを積みなおすことはできるとは思いますが、20代は体力気力があるから、無理しながらでも思いっきり働きたい人は思いっきり働いてみたらいいのではないかなと思います」
「子どもが産まれてからはどうしてもセーブがかかってしまうから、セーブしながらでも必要とされる人材になれるように、それまでに経験できることはたくさんして能力を高めておいた方がいい」
育児が始まる前に仕事での経験をできるだけつけておく、全力でがんばるのがいい、という声は多く聞かれた。
他方で、やはり大企業で働いている人からは、福利厚生(産休・育休制度、在宅勤務やフレックス勤務制度)が充実していることから、就職先としては安心感があるとの声も。
「最初のキャリアは大企業で始めた方が「育ててもらえる」ので安心だと思います」
「福利厚生は大事。となると結局、大企業が強いのかな…」
また、大企業だとさまざまな職種があるため社内転職しやすく、柔軟な人材配置によってライフスタイルの変化に応じた働き方の変化をつけやすいといった点をあげる人もいた。さらには、海外勤務を通じて経験値を積むことができる、価値観が広がったといった声も多くあげられていた。
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