中高生から「英検の勉強」はもはや遅い"理由3つ" 英語早期教育で、難易度高い級を取る子も増加
単純に考えれば、中学生や高校生のほうが、英語の勉強をしている年月が長いので、英検の取得は簡単だと思いがちですよね。しかし、実際にさまざまな年齢の生徒に教えていると、小学生のほうが、成績が上がりやすく、英検に合格しやすいと実感しています。
なぜなのでしょうか。私たちがその理由として考えている仮説は、3つあります。順番に、説明していきましょう。
1つ目は、「何かに挑戦することや、英語に対する抵抗感の少なさ」です。
中高生と比べると、まだ幼い小学生のほうが英語に対する抵抗感は少なく、やったことがない分野でも、ガンガン挑戦をします。
それに対して、中高生は「英検を取るには、まだまだ学力が足りないから……」「英検を受けて、落ちてしまったらどうしよう……」などと言って尻込みしてしまい、なかなか受験するための一歩を踏み出せないように見受けられます。
また、英検は年に3回もあります。ほかの科目の勉強や、部活動など、時間があまり取れない中高生だと、「とりあえず次回の受験のタイミングでいいかな」「今はまだ、準備不足だし」と考えてしまいがちです。
このように後回しにしてしまうと、その次のタイミングでも、また同じように「まだ時期じゃない」と考えてしまいます。そして、挑戦しないから、合格を勝ち取ることもできないわけです。
そういった意味では、小学生の場合は、いい意味で「怖いもの知らず」な生徒が多いです。自分に学力があるか・ないかを考えずに、貪欲にチャレンジできます。そしてそのほうが、英検は取得しやすいのです。英語に対する苦手意識が出てしまったり、時間がないことを言い訳に使えるタイミングではないときのほうが、成績は上がりやすいです。
小学生のリスニング能力は高い
2つ目は、「習得の早さ」です。
私自身、生徒に教えながら、中高生と比べると、小学生のほうが、外国語の勉強の習得は早いと実感しています。
これはよく言われる話でもありますが、小さい子どものほうが、英語の習得スピードは早く、教える側のほうが驚かされることも多いです。
特にリスニングの能力は高く、難しそうだな……などといった先入観もないので、どんどん聞き取れるようになります。
ちなみに、子どものうちに英語が聞き取れるようになると、その後の人生においても、その基本的な能力は衰えることなく、英語が得意な子に成長するケースが多いです。そのようなことからも、小学生のうちに英検に挑戦することには、意味があると言えるでしょう。
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