しかし2020年9月、林原氏はハラスメント行為があったとして社長を辞任。綾宏將社長に交代して以降、両社の提携協議は止まってしまったという。「ずっとテーブルについて話をしてきたが、社長が交代した。私が説明に行ったが『丸和さんとやるという気持ちはない』と。だから、わかりましたと引き下がった」(和佐見社長)。
しかし物流業界は2024年4月に残業規制が課せられ、主に長距離ドライバーの人手不足が深刻化する「物流2024年問題」への対応に苦慮している。
丸和HDの和佐見社長は単独ではなく、多くの企業で協力してデジタル投資や効率化を進めるべきという考えを持つ。そこで数年越しの構想を打ち切るのではなく、TOBで提案が妥当かどうか、C&F株主に是非を問う形を選んだ。
これまでC&Fは、特別委員会を設置して丸和HDの提案を検討。公開で質問状のやりとりも行ってきた。しかし現在のところ、TOBに対しては意見を「留保」している。複数の対抗提案があり、比較して検討したうえで改めて意見を表明するためだ。
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