帽子も紫外線カットには有効だ。
使い方によっては、紫外線を大幅にカットできるという。ポイントは、できるだけ広いつば付きの帽子を着用すること、だ。
幅70センチ以上の大きめのつばが全周についた、麦わら帽子など英語でいうハット(hat)タイプの帽子が特にいいという。つばの広さが大きいものなら、目に入る紫外線の約70%をカットできる。
紫外線の強い夏場などでは、2つ以上のアイテム使用が効果的だ。
つばの広い帽子を深めにかぶり、UVカット機能付き眼鏡やサングラス、コンタクトレンズなどと併用する。そうすると、紫外線カット効果は90%以上となり、より確実に紫外線を避けることできる。
晴れている日だけでなく、曇りの日も紫外線は降り注いでいるため、年間を通して、日中の外出時はつねにいずれかの予防策を実施したい。
なお、皮膚に塗る日焼け止めのようなものは、目薬では存在しない。ヒアルロン酸などの成分が入った目薬も日焼けによるダメージを防ぐことができない。だからこそ、先に挙げた対策が重要といえる。
高温多湿も目の病気のきっかけに
最近になって、紫外線だけでなく別の環境因子も、目にダメージを与えることがわかってきた。その環境因子とは、高温多湿だ。
なぜ高温多湿が問題なのか。
それは、気温が上昇すると、体内の水分が蒸発しやすくなり、体温調節が困難になる。特に気温だけでなく、湿度も高い環境下では、汗が蒸発しづらく、熱が体内にこもりやすくなるため体温が上昇する。それに伴い、水晶体の温度も自然と上がるというのだ。
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