「目の日焼け」濃いサングラスで安心する人の盲点 目の健康を損ねるのは「紫外線」だけじゃない

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確実な紫外線カット効果を狙うなら、眼鏡のレンズが大きく、テンプル(つるの部分)の太さが太いものや、ゴーグルタイプのように、フレームが広範囲に目全体をカバーするデザインを選ぶとよい。

サングラス
顔面形状にフィットし、上方や耳側からのUVをカットするサングラスの例。写真は「メニィーナサングラス」(写真:ハート光学提供)

サングラスの色「濃いめ」の問題

サングラスに関しては、UVカットを目的とするなら、色つきにこだわる必要はない。というのも、レンズの色の濃さが紫外線カット効果に直結するわけではないからだ。

むしろ、色の濃いレンズでは瞳孔が広がり、より多くの光を取り込もうとするため、UVカット機能が不十分であれば、かえって多くの紫外線が目に入るリスクがある。

「サングラスを選ぶ際には、外側から目の様子が見える程度の色の濃さにして、紫外線カットの性能が高いものを選ぶことが望ましいです」(佐々木さん)

佐々木医師は確実な目の紫外線対策として、UVカット機能付きのソフトコンタクトレンズをすすめる。今使われているソフトコンタクトレンズにはUVカット機能がついているものとついていないものがある。

「ソフトコンタクトレンズの幅は黒目よりもやや大きくなっているため、黒目を紫外線から保護することができます。コンタクトを装着した上に、UVカット機能付きサングラスをかければ白目部分も保護でき、万全です」(佐々木さん)

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