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おかっぱ・制服の「ダンス集団」の知られざる軌跡 面白くて奇妙!唯一無二のグループはこうして生まれた

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  • 肥沼 和之 フリーライター・ジャーナリスト
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写真右からsonoさん、nonaさん(撮影:梅谷秀司)

――確かにインパクトがものすごくあります。このコンセプトを聞いたとき、メンバーのお二人はどう思いましたか?

sono:大人数のメンバーが同じ容姿で同じ動きをするって知ったときは、どんな風になるのか想像もつかなかったです。実際にみんなで衣装を着てみたときは、「気持ち悪っ」ていうのが第一印象でした(笑)。でもakaneさんが表現するものだから、間違いないと思っていました。

nona:みんなで同じウィッグを被っておかっぱ姿になったときに、すごい気持ち悪さと不気味さがあって(笑)。でもそれが人の印象に残って、私たちがたくさんの方に見ていただけるようになったのかなと思いました。

人の心を動かし、笑ってもらうことの難しさ

――akaneさんはこれまで、バブル時代を象徴する衣装や音楽での「バブリーダンス」や、大阪のおばちゃんに扮したダンスなど、ユニークなダンスを手掛けてきました。アバンギャルディもその流れが?

akaneさん

akane:そうですね。私はこれまでも、ほかの人がしそうにない突拍子もないことを思いついて、メンバーにしてもらってきました。彼女たちも面白がってくれているのか、「また変なこと考えたんやな」「言われたらやるしかないかな」みたいな感じなのか知らないですけど、ついてきてくれている。したくなかったら私のもとにはいないんじゃないかなと思います。

――振り付けや演出で、akaneさんが最も大事にしていることを教えてください。

akane:お客さんが見たときに、「面白かったな」「元気もらえたな」と思ってもらえることを大事にしています。私はお笑い芸人さんを尊敬していまして。人の心を動かすことそのものが難しいと思うんですけど、「笑ってもらう」はとても難しいことだと思うんです。芸人さんがネタを考えるのに、簡単なことはひとつもないというか。ダンスでも、笑わせることがどれだけ難しいか、常に感じながら作っています。ウケ狙いだけではスベるし、何もやらなくても面白くない。それなりの勝負に出ないとダメだけど、いい塩梅が難しいところだと思っていますね。

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