全米の大学で「親パレスチナデモ」激化の真相 キャンパスにテントを張り、警察と激突
4月24日、全米のキャンパスで学生たちが集まり、場合によっては警察と対峙した。大学における言論とガザ地区での戦争をめぐる対立が拡大する中、親パレスチナ派の抗議行動の波が広がり、激化している。
学生たちが要求していること
テキサス州からカリフォルニア州までの大学当局は、ニューヨーク州コロンビア大学のように抗議者を排除し、自分たちのキャンパスで野営が行われるのを防ぐために、すでに何十人もの逮捕者を出しているキャンパスにおける対立に警察を投入した。
同時に、ペンシルベニア州ピッツバーグや、テキサス州サンアントニオなどでは、新たな抗議行動が続発した。学生たちはコロンビア大の仲間たちとの連帯を表明し、また他のキャンパスでの反発や学年の終わりが迫っていることで活気を帯びているように見える親パレスチナ運動との連帯を表明した。
いくつかの大学でデモに参加した学生たちは、ガザでのイスラエル軍事作戦に関連する企業への大学によるダイベストメント(投資の引き揚げ)、それらの企業やその他の投資先の情報開示、懲罰を受けずに抗議する権利の継続の承認などを要求したという。
デモは海外にも広がり、エジプトのカイロ、フランスのパリ、オーストラリアのシドニーの大学で、パレスチナ人への支援と戦争反対を訴える学生たちが集まった。