全米の大学で「親パレスチナデモ」激化の真相 キャンパスにテントを張り、警察と激突

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全米における大学で学生運動が起こったことで、ブラウン大学の学生たちは活気づいたという。「みんなが行動する準備ができていて、全国的な勢いが必要だったのだと思います」と彼女は言う。

マサチューセッツ州アマースト出身の2年生で、ブラウン大学ユダヤ人停戦運動(Jews for Ceasefire Now)のメンバーであるラフィ・アッシュは、学生デモは長期戦になると語った。「私たちは、彼らが手を引くまで、あるいは私たちが強制排除されるまで、ここにいる」と彼は言った。

キャンパスを閉鎖する大学も

ハーバード大学の管理者は、キャンパス内の中心的な集会場であるハーバード・ヤードを閉鎖することで、同じような光景を避けようとした。しかし、24日には学生たちが庭に殺到し、親パレスチナ派のキャンパス・グループの活動停止に反対する「緊急集会」の一環として、急速にテントを張った。

カリフォルニア州アルカタにあるカル・ポリ・フンボルト校では、2つの校舎を占拠しているデモ隊が他の校舎に広がることを懸念し、週末までキャンパスを閉鎖すると管理者が発表した。

23日の夜遅くには、オハイオ州立大学で2人の学生が逮捕された。

テキサス大学オースティン校での抗議デモは、南部の共和党が主導する州では初めてのもので、知事公邸から徒歩圏内で起こった。他の共和党の政治指導者同様、アボットもイスラエル支持を公言しており、先月には学内での反ユダヤ主義との闘いを誓った。

大学の指導者たちは23日、抗議行動の許可を取り消し、いずれにしても集まろうとする学生たちに警告を発したと述べた。

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