全米の大学で「親パレスチナデモ」激化の真相 キャンパスにテントを張り、警察と激突

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テキサス大学オースティン校は、「このキャンパスが 「『占領 』されることを許さない」と、学生部長室の2人の管理者はパレスチナ連帯委員会に宛てた書簡の中で書いた。

州警察は大学からの要請とアボットの指示で24日にキャンパスに出動した、と州警察のスポークスマン、エリッカ・ミラーは言う。

テキサス大学での抗議活動の様子(写真:Kaylee Grennlee/The New York Times)

学生と警察が衝突、響く叫び声

警告にもかかわらずデモ参加者が集まり始めると、対応は迅速だった。数多くの警官が群衆統制の列を作り、中には警棒を握りしめている警官もいた。デモ隊に解散を命じた後、何人かの警官が群衆の中になだれ込み、何人かを連行し、また他の警官のために戻ってきた。

「放せ!」群衆が大きくなるにつれ、何人かが叫んだ。

一時は、数百人の学生とその支持者がキャンパスの南側の広場に集まり、その中には大きな輪になって 「豚は帰れ!」と叫んだ者もいた。やがて警察が再び動き出し、群衆を押し分け、さらに逮捕者を出した。

ミラーによると、逮捕者の大半は不法侵入で起訴されたという。

同大学の学生課は声明の中で、「他のキャンパスで見られたような」混乱は容認せず、学生が 「中断されることなく 」授業や期末試験を終えることができるよう対応すると述べた。

(執筆:J. David Goodman記者、David Montgomery記者、Jonathan Wolfe記者、Jenna Russell記者)

(C)2024 The New York Times 

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