全米の大学で「親パレスチナデモ」激化の真相 キャンパスにテントを張り、警察と激突
グレッグ・アボット州知事は、デモ隊が解散するまで逮捕は続くと語った。「テキサス州の公立大学で、憎悪に満ちた反ユダヤ主義的な抗議活動に参加している学生は、退学処分にすべきだ」。
その数時間前、テキサス大学のダラス・キャンパスでは、学生デモ隊の大群が学長室付近で一時座り込みを行い、イスラエル企業からのダイベストメントを要求した。学長が面会に応じた後、学生たちは立ち去った。
約100人が野宿するキャンパス
カリフォルニア州ロサンゼルスの南カリフォルニア大学では、キャンパス中央で約100人の親パレスチナ派デモ隊が野宿していたが、昼前に警察が突入して解散させた。
デモ参加者が「恥を知れ」と叫ぶ中、警官が少なくとも1人のデモ参加者にタックルし、その人物をキャンパス内のパトカーに乗せたが、そのデモ参加者は後に解放された。
南カリフォルニア大で公共政策の修士課程に在籍するクラウディア・ガリアーニ(26)は、「パレスチナを擁護するために残忍な行為を受けているコロンビア大や全米の他のキャンパスの学生と連帯するために 」抗議したと語った。彼女は、抗議者たちは排斥され、反ユダヤ主義を理由に非難されたと語った。
イスラム教徒である卒業生総代アスナ・タバッサムの卒業式式辞がキャンセルされたことに対し、多くの南カリフォルニア大の学生が怒りをあらわにした。