「時間が足りない」と悩む人が抱える根本的原因 「役割の時間」に時間をとられすぎている

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何もキャンプにまで行かなくても、意識を変えることで「幸福の時間」をつくることができます。

たとえば、顔を洗う時。洗面台に香りのいい石鹸やアロマオイルを数種類用意して、その日の気分で使い分けてみる。香りに癒され、いい気分になれますよね。

こんな感じで、工夫次第で「役割の時間」を「幸福の時間」にというように、その時間がどんな時間なのか、時間の意味を変えられます。

コーヒーを飲む時の場合は?

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コーヒーを飲む時も同じです。ただなんとなく眠気覚ましに飲むだけなら「役割の時間」、または無意識に過ごしている「浪費の時間」かもしれません。

でも、コーヒー豆を数種類用意して、毎日違う豆で淹れる。そこまでは面倒という人は、コーヒーカップをいろいろ用意して、気分に合わせて選ぶ。

喫茶店でもカップを選ばせてくれる店がありますが、選ぶ楽しみがコーヒーの時間を「幸福の時間」に変換してくれます。

そこまでするのが大変ならば、コーヒーに集中するだけでもいいと思います。コーヒーを淹れる時、飲む時に、香りや味に集中する。これだけでも時間がきっと変化します。

柿内 尚文 編集者

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かきうち たかふみ / Takafumi Kakiuchi

1968年生まれ。東京都出身。慶應義塾大学文学部卒業。読売広告社を経て出版業界に転職。現在、株式会社アスコム取締役。長年、雑誌と書籍の編集に携わり、これまで企画した本の累計発行部数は1000万部以上、10万部を超えるベストセラーは50冊以上に及ぶ。特に実用書のジャンルで数々のヒットを生み出している。現在は本の編集だけでなく、編集という手法を活用した企業のマーケティングや事業構築、商品開発のサポート、セミナーや講演など多岐にわたり活動。著書に『パン屋ではおにぎりを売れ』『バナナの魅力を100文字で伝えてください 誰でも身につく36の伝わる法則』(かんき出版)がある。

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