長谷川博己「アンチヒーロー」強力布陣で挑む勝算 VIVANTスタッフと、日曜劇場7年ぶり主演で話題

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明墨の過去はまだまったく語られていないが、明墨が娘のように頻繁に連絡を取る女子高生・紗耶(近藤華)は事件の被害者であり、何らかのトラウマか障がいを抱えているように垣間見えた。

明墨のアンチヒーローとなった信念に、紗耶の過去がつながっているのは間違いないだろう。

野村萬斎と長谷川博己はどう対峙するか

そしてラストでは、検事正・伊達原泰輔(野村萬斎)の「罪を犯してもやり直せる。幸せになれる」という言葉と、それとは正反対である明墨の主張を重ね合わせ、2人の「考えてみてください」という投げかけの言葉で締めくくられた。

立場と主張、信念が正反対のように見える弁護士・明墨と検事正・伊達原の過去がどうつながり、どのように2人が対峙していくのか。それは、紗耶の過去とも重なってくるのだろうか。

まだ始まったばかりだが、明墨は既存の弁護士ドラマの役柄を超えたダークヒーローとなり、長谷川博己はそのアイコンとなるのか。第1話では、そうなる雰囲気は醸し出されており、ポテンシャルはありそうだ。この先の展開に注目していきたい。

武井 保之 ライター

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たけい・やすゆき / Takei Yasuyuki

日本およびハリウッドの映画シーン、動画配信サービスの動向など映像メディアとコンテンツのトレンドを主に執筆。エンタテインメントビジネスのほか、映画、テレビドラマ、バラエティ、お笑い、音楽などに関するスタッフ、演者への取材・執筆も行う。韓国ドラマ・映画・K-POPなど韓国コンテンツにも注目している。音楽ビジネス週刊誌、芸能ニュースWEBメディア、米映画専門紙日本版WEBメディア、通信ネットワーク系専門誌などの編集者を経て、フリーランスとして活動中。

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