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トップ10には1社だけ「日の丸半導体」残念な現在地 日本経済の「失われた30年」と重なる凋落の軌跡

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  • 菊地 正典 半導体エネルギー研究所顧問
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次の1989年になっても、メーカーの順位に多少の変化は見られたものの、トップ10のメンバーの顔ぶれとトップ3メーカーに変化はなく、日本メーカーの存在感がむしろ増していたといえます。

1992年になると、トップ10のメンバーは変わっていないものの、インテルが一気にトップに躍り出ています。1991年からの日米半導体協定の影響が見られ始めているようです。

大きく変わった「トップ10」の顔ぶれ

1996年にはインテルがトップのままで、日本メーカーが1社減って5社になるとともに、新たにサムスン(韓国)とSGSトムソンがランクインしています。

SGSトムソンはイタリアのSGS社、フランスのトムソン社の半導体部門の合併により生まれた会社でしたが、その後、トムソンが撤退したため、1998年には社名をSTマイクロエレクトロニクス(本社はスイス、登記はオランダ)と変更しています。

2001年には、トップ10の順位が大きく変わっています。

STマイクロエレクトロニクスは前記した通りの企業ですが、新たにランクインしたインフィニオンはシーメンス(ドイツ)から独立した会社です。日本メーカーはさらに2社減って3社になっています。

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【躍進するアメリカ・韓国勢】

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