「(ガソリン補助金は)財政負担以外に脱炭素を遅らせるといった副作用もある。どの水準の価格が正しいのか、基準があるわけではないので、政治的背景から永遠に補助しなければならなくなる。本来、経済活動を(価格に)合わせていく必要があるが、そこに補助金を投下することで市場を歪めてしまう」(木内氏)
補助金でガソリン需要は下支えされ、石油業界のマージン(利幅)は改善していく。こうした市場の歪みは、かねて指摘されてきた。
原油コストだけでなく、レギュラーガソリン全国平均価格を補助金支給額の算定式に加味したことで、"歪み"に拍車をかけた。
単純比較して見てみよう。原油コストは制度導入直前(2021年11月29日)の57.8円から、2024年4月3日時点で80.5円まで上昇した一方、レギュラーガソリン全国平均価格は同期間で168円から174.6円と大きく変化していない。
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