
(イラスト:北沢夕芸)
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地元から、ガソリンスタンドが次々と消えている。
自宅から徒歩1分の街道沿いにあった出光のスタンドの跡地にはオフィスビルが建った。
そこから都心に向かうと、かつてのスタンドが2つ、コンビニと外食チェーン店になっている。
で、今もっとも近いスタンドは4キロメートルほど先だ。
ちなみに、これは23区内の状況であり、地方はさらに深刻である。カメラマンとクルマで房総半島に取材に行く。機材を積んだランクルは燃費がすこぶる悪い。
すぐにガス欠寸前になる。
ところが、スタンドが見つからない。ようやくナビで見つけても、行ってみるとロープが張ってある。
「あー、ここも閉業かあ」
30年前に6万店あったスタンドは現在2万7000店。その間に登場したセルフ式を除けば、フルサービス店は1万店台である。
で、やっとスタンドを見つける。
店のカンバンが近づいてくる。
「レギュラー180円」
おい、高くねーか。
補助金で175円に抑えるんじゃなかったのか。
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