ベンチマーク候補をリストアップする際、スグもしくは準備すればマネできる規模でのナンバー1、または成功している(しっかり利益が出ている)企業です。
ナンバー2や3をマネても、競争優位性を維持することは難しいので、あくまでもトップのやり方をマネる、と覚えておきましょう。
まずは決算書を読んでみる
それを判断するには、決算書を読むのがベストです。ただし、自分がベンチマークする企業の決算書はなかなか見ることができません。なぜなら、そういう企業は決算書を公開していないからです。
現在、決算書を見る最もポピュラーな方法は、金融庁が運営しているサイト「EDINET」です。ここでは上場企業の決算書を検索することができます。
株式会社は貸借対照表の公告が必須だと記載されているのです。決算書のすべてを見ることはできませんが、貸借対照表は社員でも閲覧できます。
しかし中小企業の場合、公告の義務はありますが、公開している企業はそう多くありません。
起業当初は資本も小さくベンチマーク先となる企業も上場企業ではなく資本が小さい会社になるはずですから、決算書はおそらく見ることができないと思っておいたほうがいいでしょう。
そのほかの手段としては、業界団体や勉強会などに参加したり、雑誌で零細企業をピックアップしている記事を読んだり、ネットで検索したり、YouTubeを見たりして情報を集めることもできます。
業界のお金の流れの構造は基本的には一緒です。飲食店なら、基本的なビジネスモデルはそれほど変わりません。
どこにお金をかけていて、どうやって集客していて何でお金を稼いでいるのか。そんな目で見ていると、あるお店だけ流行っていたらお金の流れに着目できるようになります。
「別に流行っているように見えないけど、なぜかはぶりがいい……」と疑問に思ったら、実はテイクアウトが強かったとか、ECに力を入れているとかが見えてくるのです。
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