約6万円本格BBQグリルが「コスパいい」と言える訳 持ち運びが簡単で、日本の住環境にもフィット

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日本の住環境にぴったりなグリルが「Weber Traveler」だ。広げた状態で高さ94.5cm、幅110.7cm、奥行58.4cmで、たたむと高さが34cmほどになる。立てて玄関やテラスに置いて収納しておくことができ、いつでも使いたいときに出して使えるグリルなのだ。レバーを引くだけでゆっくりと下がり、折りたたむことができる。工具なども不要で、女性の筆者でも簡単に扱えた。

BBQ グリル
持ち運びも簡単。ホイールが大きく、安定感がある(筆者撮影)

鋳鉄の焼き網と、フタでジューシーに焼き上げる

温度調整が簡単なガス式で、ガスは専用のキャンプガス缶(実売価格1390円)を使用する。ホーローコーティング鋳鉄製焼き網を使用しており、持ってみるとずっしり重い。部品のひとつひとつがしっかりと頑丈で高級感がある。

火を点けるのは、点火ボタンがあるので迷うことなく簡単にできる。フタをして15分ほど待つと、焼き網が熱くなる。焼き網を事前に加熱することで、食材を焼いても網につきにくくなる。

Weberが勧める調理法は、先に食材にオリーブオイルを塗り、塩胡椒をしておくこと。オリーブオイルで食材が焼き網につきにくくなり、味もつく。あとはフタを閉めて、片側を食材に合わせて数分ずつ焼くだけだ。焼き加減を見張る必要もない。

沖縄県産アグー豚のポークステーキは、片側4分ずつ焼き、焼き上がったら焼き時間の3分の1程度の時間休ませておくことで、切ったときに肉汁が出にくくなる。

完成したポークステーキは、焼き目がしっかりついており、しっとりした食感に驚いた。豚は焼き方を失敗するとパサパサになりがちだが、フタをして焼いているからか、水分が保たれていた。肉汁が出ていないので、豚の味を存分に味わえる。

BBQ グリル
骨付きポークリブ。焼き面が広いのでたくさん焼ける(筆者撮影)
BBQ グリル
断面はピンク色に。表面はパリッとしており、中はしっとり(筆者撮影)

日本では薄い肉や野菜を焼くことが多いが、海外では分厚い肉を豪快に焼く。外に焦げ目をつけ、中をジューシーに焼き上げるなら、フタがあるほうがうまく焼ける。ただ、日本人はあまり分厚い肉を日常的に食べる習慣がなく、スーパーでも手に入りにくいことがある。同社に聞いてみたところ、魚介類や野菜などもおすすめだという。

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