「先の見えない仕事」挫折しないための2つの鉄則 手応えのない時ほど、ブレずに着実に歩を進める
創業当初はわくわくすることがたくさん起こる。
新しいものを作り上げた。最初のバージョンに初めてのユーザーがつく。メディアに取り上げられることもある。自分は正しい方向へ向かっているのだと確信する。
だがそのあと、自分が作ったものが、どうしてもうまくいかないと気づくときがやってくる。別の方法も試してみるが、それでもうまくいかない。
最も苦しいのは「手応え」のない状態
果てしない砂漠を歩いて横断すると想像してみよう。
辺り一面、砂に囲まれている。一日中歩き続けても、まわりには砂しかない。寝ても覚めても、砂しかない。くる日もくる日もそれが続く。
前に進んでいるようには思えないが、確実に前進はしている。小さな一歩を積み重ねていけば、最後には砂漠を抜け出すことができる(それまでに死んでいなければ)。
「手応えのない砂漠」は、旅のなかで最も長い部分だ。ここでは、あらゆることを試してみるが、何もうまくいかない。
プロダクトを作っても、うまくいかない。プロダクトを作ってうまくいっても、ユーザーが来ない。プロダクトを作ってうまくいき、ユーザーがきても……定着しない。
失敗するスタートアップのほとんどが、この砂漠での旅のあいだに脱落する。