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国内企業が"瞑想"を取り入れてもパッとしない訳 日本人の行動力を上げる「新マインドフルネス」

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  • 川野 泰周 臨済宗建長寺派林香寺住職/精神科・心療内科医
  • 恩田 勲 JoyBizコンサルティング代表取締役社長/一般社団法人日本モメンタム協会理事
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宗教としての禅には、一般の人にはわかりにくい部分がたくさんあります。

例えば禅は、「何かのために」修行することをよしとしません

後述するように、マインドフルネスには「気持ちが落ち着く」、多くのメリットがあります。

その一つがモメンタム的な要素です。

日本人が瞑想で行動的にならない理由

しかし、「〜のためにマインドフルネスをする」という目的意識があまり強いと、「今、この瞬間」に意識を集中できません

大切なのは無心になること自体であり、数々のメリットはその結果に過ぎないのだと、禅は説きます。

ですから一般的には、禅の側から進んでマインドフルネスに含まれるさまざまなメリットなどを紹介することはしません。

ただ私(川野)は精神科の医師でもあり、坐禅をするとこんな効果があります、と医学的なエビデンスを挙げて患者さんにおすすめすることもあります

誰であれ、何かしらご利益があったほうが、実際にやってみようと思えるからです。

おそらく、禅の修行を長く積まれた偉い和尚さまに坐禅の効果を尋ねても、「坐禅をしても、何にもならん」と一言返ってくるでしょう。

それは「ご利益がない」と言っているのではありません。

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【集中力をあげる欧米的マインドフルネス】

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