2階には使わなくなった大型の家具が詰め込まれた部屋が2つ。いらなくなった服や生活用品が入ったゴミ袋が床に並んだ部屋が1つ。主に生活している1階で不要になったモノをまとめ、そのたびに2階へ押し込んでいると言った。
100円ショップで生活雑貨を大量に買ってしまう人
玄関こそ多少サンダルや靴が散らかっているだけだが、廊下を抜けてリビングに入るとその光景は一変する。真ん中に置かれたダイニングテーブルには、食料品だけではなく書類やスプレー類や生活用品が散乱している。まとめて押しのけないことには食事をすることもできない。ダイニングチェアーの上にもどっさり荷物が乗ったままだ。
食器棚の周りにも紙袋の束、書類、チラシ、空き箱などが積み上げられ、腰より下の収納は開かない状態だ。リビングの奥にある寝室には母と娘が2人で寝ている布団が1枚敷いてある。その周りもモノで埋め尽くされ、脱いだままの服や、鞄や書類などがあちこちに放り投げられている。
「この家はとにかく生活雑貨が多かったです。部屋がモノであふれかえってしまう人たちには、100円ショップなどで買える安い生活雑貨が大量にあるという共通点があるように思います。“100円だし使わなかったら捨てればいいや”という気持ちで頻繁に買ってしまうみたいです」(二見氏)
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