
2階全体が物置になってしまった
母親が一人で暮らす2階建ての一軒家。その2階には3つの部屋があるが、踊り場も含めて全体が物置のようになっている。そんな状態がもう何年も続いている。

生ゴミで汚れているわけではない。だが、不要品が詰め込まれた大量のダンボールが部屋に敷き詰められ、空間として機能していない。生活のほとんどが1階で完結しているためか、全体的にどこかホコリっぽい。
衣類、鞄、布団、草履、工具、大型家具――使っていないモノがどんどん1階から2階に移動していき、日常的に取り出している様子はない。
「もう、何が何かわからない。面白そうなものがあったら残しておいてください」
今回の依頼主である50代の息子がそう話す。
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