年100万人が集う「究極の図書館」の魅力 その答えは、岡山にあった

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2004年9月に開館の岡山県立図書館
世の中にあふれるさまざまな統計やデータ。これを基にしていろいろなランキングが作られるワケだが、中にはなぜそうなるのかの理由が、すぐにはわからないような"世にも不思議なランキング"がある。
TBSテレビ『世にも不思議なランキング なんで?なんで?なんで?』(次回は6月22日よる7時<一部地域はよる8時>放送)は、そんなランキングデータの謎を解き明かす番組だ。「なんで△△が○位にランクインしているのか?」。その裏側を探ると、驚きの事実が次々に明らかになってくる。取材班が直面した不思議なランキングの一端をご紹介しよう。

 

本を借りる以外にも調べ物や、勉強など、便利で快適なスペースといえば「図書館」だ。その図書館にまつわる興味深いランキングを発見した。

人口数で不利なのになぜ?

都道府県立「図書館」の来館者数ランキング(2013年度)
1位 岡山県立図書館 105万1432人
2位 山梨県立図書館  91万5452人
3位 大阪府立図書館  82万4243人
(出典:日本図書館協会2014年調査)

 

1位の岡山県立図書館は、都道府県立図書館としてはなんと9年連続で全国一。個人貸出冊数、購入冊数でみても1位で「三冠王」は4年連続という。岡山県の人口は約192万人(2014年10月国勢調査)と都道府県別で全国21位。たとえば東京都は1337万人、神奈川県が909万人、大阪府で885万人もいる。

人口ボリュームで不利にもかかわらず、全国1位の集客力。1年のうちに、ざっと県人口の半分以上が訪れる。そんな岡山県民に圧倒的な人気を誇る岡山県立図書館。これにはどんな秘密があるのだろうか。取材班は現地へ飛んだ。

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