意外と知らない「地震保険」の損しない選び方3つ 持ち家も賃貸も気をつけたい「家財の保険金設定」

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ここまで持ち家を前提としたが、賃貸住まいの地震保険の備え方も見ていこう。

賃貸の場合、建物の補償は大家が火災保険とセットで契約するため不要。

「家財のみ、火災保険とセットで加入すればいいでしょう」

家財とは電化製品、家具、食器、衣類などが該当。30万円を超える貴金属などは補償の対象に含まれない(持ち家の場合も同様)。

「賃貸に限らないですが、『うちには価値あるものはないから』と、家財の保険金を少なめに設定しがち。でも実際、壊れた家財を1個ずつ積み上げたら、意外と大きな金額に達します。家の中にモノが多い人や、タワマンなどの高層階に住む人は揺れが大きいので、手厚くしたほうがいいかもしれませんね」

備えあれば憂いなし

地震大国日本。いつ何時、そのときが来るかはわからないが、発生確率が日に日に高まるエリアは少なくない。

「人ごとに考えず、改めて地震保険にも目を向けてほしいです」

備えあれば憂いなしを肝に銘じておこう。

建物保険金1500万円の地震保険保険料を比較
【東京都】
主として鉄骨・コンクリート造の建物2万4750円~4万1250円
主として木造の建物3万6990円~6万1650円
【石川県】
主として鉄骨・コンクリート造の建物6570円~1万950円
主として木造の建物1万80円~1万6800円
※日本損害保険協会のHPで試算した東京都と石川県の地震保険料の比較
松浦建二さん
松浦建二さん●2002年からファイナンシャルプランナーとして主に個人のライフプラン、生命保険見直し、住宅購入サポートなどの相談業務を行っている。生保だけでなく損害保険にも詳しい。雑誌、テレビなどのメディアに多数登場(写真:週刊女性PRIME編集部)
教えてくれた人……松浦建二さん●2002年からファイナンシャルプランナーとして主に個人のライフプラン、生命保険見直し、住宅購入サポートなどの相談業務を行っている。生保だけでなく損害保険にも詳しい。雑誌、テレビなどのメディアに多数登場。

取材・文/百瀬康司

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