コンサルはなぜ高収入?驚くべき「最強の勉強法」 専門家じゃなくても「バリュー」が出せる学び方
コンサルタントは、まったくのゼロスタートからでも、その業務や領域について最低限の知識を仕入れて顧客の問題解決をする必要があります。
その過程で、専門家とまではいかないまでも、一通りの話ができるような状態に自分をもっていくことを「キャッチアップ」と呼んでいます。自分が不慣れな領域で、先に進んでいる人たちに追いつくという意味です。
インプットのスピードが稼ぎに直結
コンサルティング業界では基本的に、このキャッチアップを1週間程度でクリアするように訓練されます。短いプロジェクトでは「3日でにわか専門家」になることを求められることもあります。これができないとプロジェクトに入ることができません。
コンサルタントではないビジネスパーソンにはそこまでは求められないかもしれません。しかし、新しい仕事を始めるなら、できるだけキャッチアップ期間を短くしたほうが、稼げるまでの時間も早くなるということは覚えておいて損はありません。
昨今のIT領域の進化のスピードが速いのは、皆さんも実感するところでしょう。あまり時間をかけすぎては、せっかく身につけたスキルが陳腐化したり、価値が低くなってしまいます。
いかにスピーディにインプットの期間を短縮していくかが、大きな鍵となるのです。
最速のインプットでキャッチアップを成功させるにはポイントが2つあります。
「とりあえず……」と達成状態を決めずに進めるのは絶対におすすめしません。例えば「キックオフミーティングまで」「〇〇さんとの打合せまでに」など新しい仕事のスタートの日を決めるのです。
新会社がスタートする日や新サービスリリースの日をDay1(デイワン)といいますが、自分がこの日からプロとしてスタートする日をDay1として定めます。そのDay1を目指して、まずはどのレベルに到達しているべきかを決めます。
Day1の日に「自分は新しい領域にまだ慣れてないから知らなくても当然」と言わんばかりに、自己紹介や挨拶で「まだ自分は勉強不足なので……」などとコメントするようでは信頼は得られません。
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