第4回ダイバーシティ経営大賞・パネルディスカッション--受賞企業担当者に聞く経営戦略としてのダイバーシティ
■出席者
日本IBM株式会社 ダイバーシティー&人事広報・梅田恵
第一生命保険株式会社 人事部ダイバーシティ推進室室長・吉田久子
あいおいニッセイ同和損害保険株式会社 人事部人財革新グループグループ長・一�若菜
ソニー株式会社 人事部門・ダイバーシティ開発部・統括部長・萩原貴子
アクサ生命保険株式会社 人事部ダイバーシティ推進室マネージャー・金子久子
シャープ株式会社 人事本部人事部ダイバーシティ推進チームチーフ・森仁美
青山学院大学大学院国際マネジメント研究科教授・須田敏子※
(司会)NPO法人GEWELアドバイザー 前代表理事・ 堀井紀壬子※
■敬称略、役職は2011年4月21日時点、※は「ダイバーシティ経営大賞」審査委員
○司会
パネルディスカッションでは、普通、パネリストの方々による討論を行いますが、今回は方式を変更して、受賞企業6社の担当者の皆様からのお話をお伺いする形にしてみたいと考えています。
私ども審査員が本賞の審査をするときつねに考えていることは、ダイバーシティ(&インクルージョン)は、単に人事システム、あるいは人事・労務政策ではなく、経営に対する課題として認識され、経営戦略の中に1つの成長戦略として位置づけられているかということです。今回の審査に際しても、こうした点が明確になっているかという観点から受賞企業を選ばせていただきました。そこで、まず私どもがどういうことを「経営戦略としてのダイバーシティ」として考えているのかを、審査委員の一人である青山学院大学の須田先生に説明していただきます。そのうえで、受賞企業各社の皆様が経営戦略の中にダイバーシティをどのように活かして今後の成長を図ろうとしているのかお伺いしていきたいと思います。