検査から治療まで一括提供へ。
史上最大の赤字を機に聖域なき改革を徹底。グローバル、デジタル、ガバナンスの面で、もはや“伝統的日本企業”とは呼べないほどの変貌を遂げた日立製作所。
日本企業は日立から何を学ぶべきか。『週刊東洋経済』3月9日号の第1特集は「シン・日立に学べ」。
「日立は今までデジタルとグリーンを柱にしてきた。次に“ウェルビーイング”という柱をどうしても立てたい。その中心になるのは間違いなく日立ハイテク。徹底投資して、日立の3本目の柱にする」
東洋経済のインタビューに対し、日立製作所の小島啓二社長はそう語る。
日立ハイテクは、日立製作所がグループの再編を進める中で、約5300億円を投じて2020年に完全子会社化した元上場子会社だ。同社には今、ヘルスケア領域を第3の柱に、という重大使命が与えられている。
手がけるのは、半導体製造装置や医用機器。半導体関連では、半導体ウェハーに描かれた回路パターンを正確に計測・評価できる測長SEM(走査型電子顕微鏡)という製造装置で世界大手だ。医療分野では、DNAシーケンサーなどの分析・診断装置を展開する。
ハイテクの重みは増すばかり
この記事は有料会員限定です。
ログイン(会員の方はこちら)
有料会員登録
東洋経済オンライン有料会員にご登録いただくと、有料会員限定記事を含むすべての記事と、『週刊東洋経済』電子版をお読みいただけます。
- 有料会員限定記事を含むすべての記事が読める
- 『週刊東洋経済』電子版の最新号とバックナンバーが読み放題
- 有料会員限定メールマガジンをお届け
- 各種イベント・セミナーご優待
トピックボードAD
有料会員限定記事
無料会員登録はこちら
ログインはこちら