4月予定の人事で重要な動きあり。
史上最大の赤字を機に聖域なき改革を徹底。グローバル、デジタル、ガバナンスの面で、もはや“伝統的日本企業”とは呼べないほどの変貌を遂げた日立製作所。
日本企業は日立から何を学ぶべきか。『週刊東洋経済』3月9日号の第1特集は「シン・日立に学べ」。
日立の次期社長レースの先頭を走るのは、デジタルシステム&サービス(DSS)部門担当の副社長、德永俊昭氏(56)だ。茨城県日立市という「城下町」出身で、東京大学工学部卒業。創業者の小平浪平氏以降8人の社長が東大工学部卒ということもあり、生粋の日立エリートだ。
1990年の日立入社後はIT畑をシステムエンジニアとして歩み、2017年に49歳の若さで当時の家電事業会社の社長に就いた。19年に日立本体の常務、翌年に専務、さらにその翌年には副社長とトントン拍子で昇進した。
経営幹部から「どんな問題が出ても臆せず飛び込む」「周囲の意見を聞く耳を持つ」と評される。
德永氏の最大の実績はやはり米グローバルロジックの買収とその後の統合作業を成功させたことだ。
対抗馬は日立の“ミスター鉄道”
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