「職場いじめ」は"自信がない人"がやっている いじめに遭っても過剰に気にしてはいけない

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究極を言ってしまえば、職場における人間関係なんぞ、仕事に影響を及ぼさないかぎりはどうでもいいのです。逆に言えば、仕事を円滑に進めるための関係が構築されていれば、そこから先は個々人が勝手に付き合いの深さを調整すればいいだけの話です。

こうした人間関係についてまで、自分の価値観を他人に押し付ける行為は、失礼や無粋を通り越して目も当てられません。

無理をして友人を作る必要もない

職場での友人関係も、無理をして作るものでもありません。たまたま同じ会社になった人にベタベタするほうが気持ち悪いと思います。あまりやりすぎると、職場以外に人間関係を築けないほど人間的魅力がない人なのではないかと、余計な心配をしてしまいます。「この人の人生、大丈夫か?」と。

もちろん、仕事を円滑化するための最低限の関係を築く努力はすべきですし、仕事に影響が出るような関係や雰囲気を作ってはいけません。そういった最低限の職場におけるマナーを保っておけば、あとは過剰に周りに合わせる必要はないのです。大事なことは、「ここは職場だ!」ということです。仕事をキチンとこなすことが目的で、人間関係を築くことが目的ではありません。たまたま気の合う人がいればより深い付き合いをすればよい、というだけの話です。

私自身こんな性格なので、職場での人間関係は今も昔もかなりドライなほうです。しかし、それでも、前職、そしてさらにその前を含めて、かなりの数の人たちと自然な関係を継続しています。表面的に無理した関係を作るよりも、そのほうが健全です。表面的なものであれば退職と同時に関係は切れるのでしょうが、自然体であれば自然に継続されるのです。

職場とは仕事をする場所です。職務遂行に影響が出るようないじめには上司とも相談して対応する必要がありますが、そのほかは無視してください。そして、仕事に邁進して職場でのポジションを着々と固めてください。

そして大切なことですが、職場での周りからの評価や扱いが、M.K.さん個人の価値を定義するすべてではありません。職場はM.K.さんが所属する組織のひとつに過ぎないと割り切り、過剰に気にしないようにしましょう。

たまたま変なオジサン(やオバサン?)が職場にいて、そういった状況になってしまっているわけですが、そんな小心者からの評価や扱いはまったく気にせず生きるべきです。

自然体がいちばんです。M.K.さんが周りの大きな子供たちに翻弄されることなく、ご自身を貫かれることを応援しております。

※安井さんへのキャリア相談は、こちらまでお送りください。

安井 元康 『非学歴エリート』著者

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やすい もとやす / Motoyasu Yasui

MCJ社長兼最高執行責任者(COO)。アニメーションの企画・制作を手掛けるベンチャー企業を経て、MCJにて東証への上場を経験。その後、経営共創基盤にて戦略コンサルタントして9年間活躍し、2016年3月にMCJに復帰。著書に学歴コンプレックスに悩みながらも独自の方法でキャリアを切り開いてきた様子を描いた『非学歴エリート』(飛鳥新社)や、自分ならではの人生を生きる術を描いた『極端のすすめ』(草思社)等がある。

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