石巻が復興する日まで頑張りたい--宇都宮の中小企業経営者らが超長期の支援活動

石巻が復興する日まで頑張りたい--宇都宮の中小企業経営者らが超長期の支援活動

宇都宮市の中小企業経営者が、東日本大震災で甚大な被害を受けた宮城県石巻市内で3カ月以上にわたって被災住民への支援活動を続けている。

「当初は宇都宮の本社と石巻を毎週行き来していましたが、腰を据えた活動が必要だと感じて4月初めに石巻市内に拠点を開設しました。それ以降、事務所として借りた中華料理店の2階に住み込んで活動を続けています。宇都宮では、『青木社長はどこかへいなくなった』などと思われているようですが、元気でやっています。現在、NPO法人の設立を申請中。もちろん、宇都宮の会社もしっかり営業しています」

こう話すのは、太陽光パネルを用いた街路灯の製造販売や運送業などを手がけるREX株式会社社長の青木隆樹さん(48 写真右端)。3月11日の大地震発生当時、出張で仙台市を訪れていた専務の鈴木奈々さんの救出に向かったことがきっかけで支援活動に乗り出した。

以前、日本青年会議所(JC)の「国境なき奉仕団」に在籍し、バングラデシュやフィリピンで活動したこともある青木さんは、まさに「行動力」を地で行く人物だ。鈴木さんを避難所になっていた仙台市内の五橋中学校から見つけ出して宇都宮につれて帰るやいなや、ワゴン車に救援物資を満載して再び五橋中に向かった。
 
 そこで約250人の被災者に炊き出し支援をした青木さんは、たまたま知り合った石巻市出身の女子高校生Nさんから「石巻が大変なことになっている」と聞いたことが元で、Nさんが通っていた石巻中学校に向かう。そこで見た光景を青木さんは生涯、忘れることができないという。

「避難所になっていた石巻中では、約1200人の住民がチョコレートとバナナ3分の1で1日を過ごしていました。電気も通じておらず、水も出ていなかった。暖を取ることもできず、寒さに震えていました」(青木さん)。

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