定年後「幸せを感じる人」と感じない人の決定的差 迷わずに人生の区切りを迎える重要なテクニック

著者フォロー
ブックマーク

記事をマイページに保存
できます。
無料会員登録はこちら
はこちら

印刷ページの表示はログインが必要です。

無料会員登録はこちら

はこちら

縮小

それまでどれほど頑張って、認められ、昇進したとしても、仕事を辞めた時点で新しい価値観の中で生きていくことになります。それまでの経験や功績がなくなるわけではありませんが、もはやそれが人生の基準ではありません。

そのとき、さまざまなしがらみから離れて「楽になった」「身軽になった」と思えるのがゆるい考え方です。「自分のやってきたことはもう通用しない」「もう敬われる対象ではなくなってしまった」などと考えていては先々つらくなるだけです。

ゆるく生きられない人はとかく物事を勝ち負けで考えがちです。以前より地位が下がったとか、収入が下がったということを、負け組だと思い込んでしまいます。

けれども、他人の分まで責任を負うこともないし、逃れられない人間関係に苦しむこともなくなります。十分働いてきたあとは「のんびりできていい」「毎日が気楽で嬉しい」と思えるのがゆるい老後につながる生き方です。

これで人生終わりではありません。60歳を起点にすると、あと余裕で20年か30年は新しい人生が続くのです。

定年が近づいたらその後の人生を第一に考える

定年が近づいてくると、そろそろ自分がどこまで出世できるのか、この先どんな待遇を受けるのかという位置づけがおよそわかってくるはずです。

どうやらあまり昇進は見込めないようだ、この先大きなプロジェクトにかかわれそうにもないと気づいてしまったら、残りの会社人生をどう過ごしますか。これまでお世話になった恩返しのために、最後まで手を抜かずに一生懸命に働こうと思うなら、少し発想を転換したほうがいいでしょう。

会社を去った後のことを、まず第一に考えるべきです。まだまだ自分の力を発揮できる同業他社に移るもよし、今まで興味のあった業界にチャレンジするもよし、起業も視野に入るでしょうし、職種によってはフリーランスになることもできます。

関連記事
トピックボードAD
ライフの人気記事