「コロナ禍→YouTube5500万再生」歌手、驚く正体 野田愛実「ピンチをチャンスに変えた」大胆戦略

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10年前下北沢で歌っていた自分をどう思うのだろう。そして今、あの頃の自分と同じような思いで歌っている若手のシンガーソングライターたちに何を思うのか

「よく諦めなければ夢は叶うって言葉があるんですけど、私はそれがしっくりきてなくて、(下北沢でやっていた)あの頃から諦められなかったところの先に今の私がいるんです。だから自分が今やりたいことを信じて、結果はどうなるかわからないけど、今の自分が後悔しないやり方で自分を信じてやるのがいいと思います」

当時の自分を重ねるように今の若手アーティストに向け語る(撮影:今井康一)

「よくあるシンデレラストーリー」では決してない

よくあるシンデレラストーリーでは決してない。幼き頃より積み上げてきた歌声と自身の曲。そして音楽との向き合い方。そのすべてがようやく世に見つかるべくして見つかったのだ。

今、野田は自らが立つであろう、さらなる大きなステージをイメージして曲を作っている。

そこで自分がどのようなパフォーマンスをして、そこまでどう走っていくかと思い描きながら曲を作る。自分の曲はそんなステージが似合い、聴いた人たちに喜んでもらえることを信じている。

近い将来、それは想像ではなく現実のものになるだろう。

その時、聴く野田の歌声はどんなに素晴らしいものになっているのか。この先も非常に楽しみなシンガーソングライターだ。

松原 大輔 編集者・ライター

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まつばら・だいすけ / Daisuke Matsubara

富山県出身。編集者・ライター・YouTubeプロデューサー。中央大学法学部卒。在学中より故・永谷修氏に師事。大学卒業後、講談社生活文化局にて編集見習いとなる。その後、文藝春秋『Sports Graphic Number』編集部などで編集者・記者を経て、2018年に独立。書籍の企画、編集や執筆活動、YouTubeの動画制作・プロデュース、アーティストマネジメントなどを行っている。

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