佐久間宣行語る「異色コント番組」DMMと組む狙い 企画のためにつねにアンテナ、ChatGPTの活用も

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――芸人さんが佐久間さんについて語るときに、映画やドラマ、舞台、ラジオ、YouTubeなど幅広いジャンルのエンタメにアンテナを張ってチェックをしているのがすごい、といったコメントを聞く機会が多いのですが、それは意識的にアンテナを広げようとしているのでしょうか?

そういう意識はありますね。できるだけいろいろなものを見ようと思っています。

先日も週末に大阪で仕事があったんですけど、大阪の帰りに豊橋に寄れば、昨年末は忙しすぎて東京で見られなかった舞台を観られるなと思って、チケットを取ったんですよ。それで大阪からの帰り道に豊橋で降りて、それから最終に乗れば間に合うなみたいな。

そういう綱渡りのスケジュールみたいなのはしょっちゅうやってますね。この間も、11時からミックスだったけど、早起きしたら8時の回で映画を見れるなとか。そういうのは変わらずやってる感じですかね。

トイレで配信ドラマを見るほどのめり込む

――今日は眠い、疲れたといってついつい後回しにしてしまうこともありそうですが、そうやって頑張ることができる秘訣はあるんですか?

結局、面白いものを見たときが一番嬉しいんですよね。よく考えたら自分がつくるよりも、観ているほうが好きだと思うんです。面白いものを見て、面白かったなと思いながらお酒を飲んだりしたりする瞬間が、僕は人生で一番楽しいので。それで努力してる感じはまったくないんですよ。

たださすがにこの間、トイレで小をしながら配信ドラマ見てたら、隣に座ったバキバキ童貞のぐんぴぃに、「気持ち悪いですよ。小しながらドラマ見てる人初めて見ました」って言われて。自分でもその感覚がないままやってたんだなとは思いましたが。

――隙間時間があったら何かしようということですか?

もし隙間時間があったら、観るよりも先に、まずはちゃんと企画を考えようと思います。つねに宿題があるので。やってるものすべてがうまくいってるわけじゃないし、改善したいなと思っているから。隙間時間はこれについて考えようとか、ちゃんとメモったりしていますね。

――楽しんでいることが、自然とインプットにつながっているということですね。

感覚としては、今つくってるものの影響って、4~5年前に見てたやつが出てきたなという感覚なんですよ。

だから本当に普通に楽しんで見ていたものがいつの間にか血肉になって、自分の感覚に染み込んでいく。

「あれどうしようかな」と思ったときに、何となく「あのときのあれを生かせるんじゃないか」と思うようになるので。だから筋トレに近いのかもしれないですね。

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