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"久遠チョコ"バラ売りでヒットの意外なきっかけ 面白がってくれた百貨店のカリスマバイヤー

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たとえば、『久遠のはじまり。』は、6種類から始まったテリーヌチョコレートから3種をセレクト。『感じるカカオ』は、カカオの原産地が異なるビターな3種。

普段よく売れているのがベリー系のフレーバーだったことから生まれたのが、『苺はいつも裏切らない』。3種のストロベリーチョコレートをセットした。

バレンタインシーズンが受験シーズンと重なることからよく売れたのが『前を向き、頑張るあなたへ。』。覚醒作用が期待できるカカオ分が濃いテリーヌチョコレートと、脳の栄養となる糖分が高いテリーヌチョコレートを組み合わせたものだ。

お客さんとの会話が増えた

3枚セットにしても、僕が好きなお客さんたちとの会話は減ることなく、むしろ増えたぐらいだ。

『ジャンドゥーヤって??』は、ヘーゼルナッツペーストをミルクチョコレートに入れたイタリア生まれのお菓子ジャンドゥーヤの3枚セット。日本人にはまだ馴染みが薄いため、「ジャンドゥーヤというのはこういうお菓子なんですよ」と説明しながら、お客さんとの会話が弾む。

16種類のタイトルと組み合わせを考えたのは僕自身。お風呂のなかで考えるのが楽しくてワクワクしたものだ。

不思議なもので、バラ売りしていた時は一人3枚ほどの購入だったのが、3枚セットにしても、みなさん迷って結局3箱買い求めてくれた。結果、客単価が上がったのだった。大好評だったことから、バレンタイン催事だけではなく、現在は全国で通年販売する定番商品となった。

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