
企業評価は公開情報やアンケートによって集めたデータを使って行うことが多い。ここに口コミ情報を加えるとどのような結果になるのだろうか。
そこで今回、東洋経済が毎年作成している、SDGs企業ランキングの人材活用評価の結果にエン・ジャパンの『エンゲージ 会社の評判』のデータを組み合わせて新たなランキングを開発した。昨年7月に発表したSDGs企業ランキングの上位200社を対象に、同ランキングの人材活用得点に口コミ得点を加えて作成。なお口コミ得点の満点は100点だが、今回の最高得点は80点だった。
なおSDGs企業ランキングは小社刊の『CSR企業総覧(雇用・人材活用編)』『同(ESG編)』2024年版に掲載の1714社(上場1645社、未上場69社)を対象に作成している。人材活用は31項目で評価。具体的な項目はこちらをご覧いただきたい。
口コミ情報は、①会社の成長性や将来性、②事業の優位性や独自性、③実力主義、④活気のある風土、⑤20代成長環境、⑥仕事を通じた社会貢献、⑦イノベーションへの挑戦、⑧経営陣の手腕、の8テーマでスコアを作成。これら8テーマの個別評価データは非公表。傘下企業のスコアを合算した場合もある。
ランキング1位は資生堂
では、結果を見ていこう。ランキング1位は資生堂で166.3点。女性管理職や多様な諸制度などで人材活用は96.3点と高得点。そこに口コミ70.0点が加わった。口コミでは、「仕事を通じた社会貢献」が高い評価。「事業の優位性や独自性」も高かった。
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