「財務力が強い上場企業ランキング」トップ300 財務面から企業を評価、東京エレクトロンが1位

✎ 1〜 ✎ 133 ✎ 134 ✎ 135 ✎ 最新
拡大
縮小
トップとなった東京エレクトロン(写真:時事)

企業の財務面の総合力を見るために作成している「東洋経済財務力ランキング」。今回は18回目の発表で、成長性、収益性、安全性、規模の4つのカテゴリーで、それぞれの財務指標(3年平均)を多変量解析の「主成分分析」で相対評価し、各得点を合計して作成している。

『CSR企業白書』2023年版(東洋経済新報社)。書影をクリックすると東洋経済STOREのサイトにジャンプします

使用している財務指標は、財務諸表分析では基本的な項目が中心だ。このうち収益性、安全性、規模の3つの得点は「CSR企業ランキング」の財務得点としても使っている。

対象は2023年9月1日に上場している一般事業会社(銀行、証券・先物、保険、その他金融は除く)で2023年3月期までの財務データを対象に成長性、収益性、安全性、規模の4つの得点が算出できた3240社だ。今回は、このうち上位300社をご紹介する。

4年ぶりにトップになった東京エレクトロン

ではランキングを見ていこう。トップは4年ぶりに返り咲いた東京エレクトロンで総合得点は3913点だった。同社は半導体製造装置で世界3位。成長性965点、収益性948点、安全性1000点、規模1000点と各分野とも高得点で昨年2位から順位を上げた。

世界的な半導体市場の拡大で売上高は2021年3月期の1兆3991億円が2023年3月期には2兆2090億円と57.9%上昇。営業利益も同3206億円から6177億円に倍増するなど成長性得点が昨年901点から965点に大きく伸びた。

関連記事
トピックボードAD
ビジネスの人気記事
トレンドライブラリーAD
連載一覧
連載一覧はこちら
人気の動画
【田内学×後藤達也】新興国化する日本、プロの「新NISA」観
【田内学×後藤達也】新興国化する日本、プロの「新NISA」観
【田内学×後藤達也】激論!日本を底上げする「金融教育」とは
【田内学×後藤達也】激論!日本を底上げする「金融教育」とは
TSUTAYAも大量閉店、CCCに起きている地殻変動
TSUTAYAも大量閉店、CCCに起きている地殻変動
【田内学×後藤達也】株高の今「怪しい経済情報」ここに注意
【田内学×後藤達也】株高の今「怪しい経済情報」ここに注意
アクセスランキング
  • 1時間
  • 24時間
  • 週間
  • 月間
  • シェア
会員記事アクセスランキング
  • 1時間
  • 24時間
  • 週間
  • 月間
トレンドウォッチAD
東洋経済education×ICT