「職場で会社批判ばかりする残念な人」へ賢い対処法 「否定することができる自分はすごい」と錯覚

著者フォロー
ブックマーク

記事をマイページに保存
できます。
無料会員登録はこちら
はこちら

印刷ページの表示はログインが必要です。

無料会員登録はこちら

はこちら

縮小

もし「社内批評家」だった人が気持ちを改めて頑張りたいなら、まずは否定してきた相手や、自分が勤めている会社に対して、感謝や配慮の気持ちを持つことです。今までたくさん批判してきた人ほど、状況を変えていくのは難しいでしょうが、会社であるからこそ挽回の余地があります。

これが友人や恋人であれば、一度嫌われたらもう二度と会わない……ということもありますが、会社にいるかぎりは「仕事だから切れない縁」もあります。今までブラックだった会社でも、職場環境を見直せば受け入れられることがあるように、状況さえ改善されれば、やり直す機会もあるのが会社です。だから、方向転換をするなら早いほど良いと思います。

仕事も人間関係も、相手があってのものです。人間ですから、ときには否定的なことを言いたいときもあるかもしれませんが、それが常態化しないように、気をつけていきましょう。

育ててやったのに裏切られた?有能な若手が突然退職

(漫画:筆者作成)

「有能な若手がびっくり退職してしまった」という話をよく聞きます。今は売り手市場ですし、昔のような年功序列より成果主義を求める若者が多いので、転職は当たり前の時代です。人手不足ですから、有能であればあるほど引く手あまたです。しかし、退職を宣告されてムカムカしたり、若者に非があると感じたりするなら、それは、お門違いです。

よく聞くのは、「育ててやったのに裏切られた」という声です。確かに時間を割いて育ててきた部下に、やっと使えるようになったところで退職されたら、がっかりするでしょう。

しかし、こういった考え方も退職につながった理由かもしれません。有能な若手ですから、おそらくは日ごろから自己研鑽に励み、精力的に働いてきたはずです。

それに対する正当な評価がされていれば、わざわざ退社して、他社でゼロから始めようという選択は、なかったのではないでしょうか?

次ページびっくりするのは気配に気づけなかったから
関連記事
トピックボードAD
キャリア・教育の人気記事