金を稼げる人と稼げぬ人、「脳の使い方」の決定的差 お金持ちならでは「お金持ち思考法」とは?

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貧乏脳は、何よりも先に自己欲求を満たすことで満足してしまう脳です。
「自分はこれで満足だ」、あるいは「普通が一番」などといった発想でお金が欲しいと思っていても、これではいつまでたっても貧乏脳のままでお金持ちにはなれません。

それを打ち破るために必要な思考や発想を持てるか、行動に結びつけられるかということが、今後の自分の幸せを大きく左右するといっても過言ではありません。ここで自分の殻を破る勇気を持てれば、理想の自分と現実にギャップがあることを認識することができます。

金持ち脳と貧乏脳の最初のターニングポイント

サラリーマン生活が徐々に心地よくなるという「麻酔」のような感覚に眠ってしまうのか、それとも、これまでの経験と価値観を持って、新たなチャレンジを考えることができるかが、お金持ちになるための最初のターニングポイントであるといえます。

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それには出世レースに参加する、あるいは起業するなど、いくつかの方法が考えられますが、もちろんこのようなチャレンジにはリスクが伴います。実はここでも金持ち脳と貧乏脳の違いが出るものです。

しっかりとビジネスの仕組みを理解し、世間的な評価や動向などを客観的に考えることができるのはもちろん、自分に降りかかってくるリスクをしっかりと回避しながら、どのような活動をしていけば収益が見込めるのかということについて、自分なりに答えが出せるという、金持ち脳を持った人がビジネスの世界で成功していくのです。

もちろん、ビジネスを始めても借金などをつくってしまう人がいますが、これは金持ち脳が鍛えられていないからなのです。

茂木 健一郎 脳科学者

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もぎ けんいちろう / Kenichiro Mogi

1962年東京生まれ。東京大学理学部、法学部卒業後、同大学大学院理学系研究科物理学専攻課程修了。理学博士。理化学研究所、ケンブリッジ大学を経て現職。「クオリア」(感覚の持つ質感)をキーワードとして脳と心の関係を研究するとともに、文藝評論、美術評論などにも取り組む。2006年1月~2010年3月、NHK「プロフェッショナル 仕事の流儀」キャスター。『脳と仮想』(小林秀雄賞)、『今、ここからすべての場所へ』(桑原武夫学芸賞)、『脳とクオリア』など著書多数。

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