「もともと大学在学中に家庭教師や塾のチューターをしていたのですが、わかりやすいと言っていただいて人の役に立てているのが嬉しかったですね。だから、医師になってからも人に数学を教えたいと思っていたのですが、仕事をやめて予備校講師になるという選択肢はさすがにリスクが大きいと考えていました。そう考えていたら、2020年にコロナ禍に入ったので、YouTubeで数学の動画を出してみようと思えたんです。
この決断ができたのも、浪人のときに、受験というチャレンジに本気で向き合えた経験が大きかったと思います。
ネットが強い今の時代は方法論よりも、行動量が大事で、その行動量を担保するのは自己管理だと思っています。どうやったら調子よく努力し続けることができるのか、浪人時代に養うことができたので、それをYouTubeを通じて伝えていければいいなと思っています」
自分自身を俯瞰して見られるように
挫折を経て「日本のトップ100」に入った天才の、試行錯誤しながら努力し続ける姿勢と、つねに自身を俯瞰で見るバランス感覚は、紛れもなく浪人生活がもたらした能力なのだと思いました。
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