「暗く見られる人」が印象を変えるためのひと工夫 ちょっとした行動で気分も印象も大きく変わる
人を暗く見せる悲しい気分ですが、悲しみ以外にも、もう一つ、大切なものがあります。それは、ミスをしたときのリアクションです。これも人を暗く見せるか、そうでないかの分岐点となりえます。
公衆の面前で滑って転んでしまったとしましょう。
どんな感情になりますか? どんな表情になりますか?
ちょっとしたミスですので、通常、感情は、「恥ずかしい」ではないでしょうか。その表情は、「うつむいてはにかむ」になります。
「恥」と思う人もいるでしょう。その時、下唇を噛む人もいるかもしれません。
では、ミスをした際の他者の顔にさまざまなリアクションを見るとき、私たちはどんなふうに感じるのでしょうか?
調査の結果は?
あるアンケート調査の結果(Keltnerら, 1997)、次のことがわかっています。
公衆の面前で滑って転んでしまった人の表情が、
「恥ずかしい」の場合:その人を「社会的」な人と見て、愉快な気持ちになる傾向にある。
「笑顔」の場合:その人を「社会的」な人と見て、愉快な気持ちになる傾向にある。
「恥」の場合:その人を「社会的」な人、あるいは、「反社会的」な人と、人によって判断が分かれる見解がとられ、同情心を向ける傾向にある。
「怒り」の場合:その人を「反社会的」な人と見る傾向にある。
ということです。
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