「暗く見られる人」が印象を変えるためのひと工夫 ちょっとした行動で気分も印象も大きく変わる

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「恥ずかしい」や「恥」が表情に表れるというのは、「私は社会的なつながりを大切にしています」「今回のようなミスを繰り返しません」「私もばつの悪い思いはしたくありませんし、皆さんにも気を使わせたくありません」「許してください」というシグナルです。

「恥ずかしい」と「恥」の違いは、ミスの程度です。ミスの程度が軽い場合は、「恥ずかしい」。重い場合は、「恥」です。

滑って転ぶくらいの軽いミスで、恥は、調査では「反社会的」と見られる可能性が指摘されていますが、通常感覚ですと、「落ち込み過ぎじゃないか」という感じではないでしょうか。

一方、何度も足を運んだ営業先。あともう一歩のところで契約を取れず、失敗。なんてことになれば、はにかんでいる場合ではなく、恥で反省の意を示すのが適当になるでしょう。

ミスを引きずらないために

要は、失敗をどう適切にとらえるかです。

改善策は?

失敗の程度を正しく知る、ということになりますが、ちょっとしたミスで恥を感じてしまうことが身に付いている方の場合、マインドチェンジも難しいでしょう。それなら、身体から変えましょう。方法は、悲しみと一緒です。

そう、「動く」です。

身体を覚醒させ、習慣化し、さまざまな感情、特にポジティブな感情を受け入れる器を鍛えましょう。次第に暗い印象が払拭され、ポジティブな印象が醸し出されるようになるでしょう。

参考文献:Keltner, D., Young, R. C., & Buswell, B. N. (1997). Appeasement in human emotion, social practice, and personality. Aggressive Behavior, 23(5), 359–374. 
清水 建二 株式会社空気を読むを科学する研究所代表取締役

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しみず けんじ / kenji shimizu

1982年、東京生まれ。防衛省研修講師。特定非営利活動法人日本交渉協会特別顧問。日本顔学会会員。早稲田大学政治経済学部卒業後、東京大学大学院でメディア論やコミュニケーション論を学ぶ。学際情報学修士。日本国内にいる数少ない認定FACS(Facial Action Coding System:顔面動作符号化システム)コーダーの一人。微表情読解に関する各種資格も保持している。著書に『ビジネスに効く 表情のつくり方』イースト・プレス、『「顔」と「しぐさ」で相手を見抜く』フォレスト出版、『0.2秒のホンネ 微表情を見抜く技術』飛鳥新社がある。

Facebook:https://www.facebook.com/microexpressions2014/
公式サイト:https://microexpressions.jp/
公式ブログ:https://blog.microexpressions.jp/
 

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