北海道民が熱狂「行列ができる」2つのチョコ菓子 百貨店と空港でそれぞれ話題の菓子を追った

著者フォロー
ブックマーク

記事をマイページに保存
できます。
無料会員登録はこちら
はこちら

印刷ページの表示はログインが必要です。

無料会員登録はこちら

はこちら

縮小

「スノー」を展開するのは、札幌市の「きのとや」をはじめ、製菓メーカー6社を束ねる、北海道コンフェクトグループだ。ブランドは2021年1月にデビュー。常設店はなく、毎年11月ごろから冬の間だけ、新千歳空港内の4カ所に商品が並んでいる。

看板商品の「スノーサンド」は、生チョコをカリッ、としたラングドシャでサンドしたクッキーで、なめらかな生チョコとの対比がいい。生ホワイトチョコレート&生チョコレートの2種類がある。手作業が伴うため、作れる数に限度があるものの、2022年11月から2023年3月の販売にむけては320万枚を製造し、完売した。1日に2万枚以上が売れている。

スノーサンド
「スノーサンド」(写真提供:スノー)

原料のために自ら牧場を持つというこだわり

「スノー」の特徴は、牛乳へのこだわりだ。「自社直営の酪農場で放牧された牛から、冬に採取される、脂肪を蓄えた濃厚なミルクを贅沢に使います」と話すのは北海道コンフェクトグループ 代表取締役の長沼真太郎さん。

長沼さんは、札幌市「きのとや」の創業者、長沼昭夫さんの長男で、北海道生まれ。地元で培ったノウハウやネットワークを生かしてブランドを盛り上げる。

人気の理由をたずねると「私が生まれ育った北海道で、どこよりもお菓子に向き合い、ブランドを作る。その本気度が伝わったのではないかと思います。本物を作る基本は、まず高品質な原材料。私たちは自分たちで牧場を持って、土壌や餌を研究し、牛乳を絞るところから始めています」と、長沼さんは熱く語る。

関連記事
トピックボードAD
ビジネスの人気記事