「ドル円相場」予測のカギになる"16.5年ルール" 大局的な視点で見た場合、どう変動するのか
ドル円相場を支配する16.5年ルール
ドル円相場の今後の為替動向については割合に簡単であると思う。まずは以下のドル円年足チャートをご覧いただきたい。
※外部配信先では図表を全部閲覧できない場合があります。その際は東洋経済オンライン内でお読みください
ドル円で1ドル360円と決めたのは1949年4月。ここから日柄が始まっている。ここを起点にちょうど29.5年目(59単位の半分)の日柄だった1978年10月、177円までドル安円高になった。
オイルショックを早くも克服した日本と、のろまのアメリカの差が円高を説明するナラティブとして使われ、アメリカではドル暴落の危機が高まることを恐れ、先進国によるドル買い協調介入が実施された。これをカーターショックと名付けている。
それからはチャートを見てのとおり、カーターショックから16.5年後の1995年4月に次の安値、79円75銭の記録的なドル安を記録した。今度はそこから16.5年が経過、日本が東日本大震災に見舞われた2011年10月にドル最安値、75円53銭となった。
これまでのパターンをフォローすると、今度のドル安円高はいつなのかが浮かび上がってくる。
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